愛媛暮らしのメリットとデメリット!地方移住のすすめ!

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ここ最近、地方に移住する方が増えていますね。

上の画像は、松山平野を見渡せる高台から撮っているので、だいたいどのような地形かお分かりいただけるかと思います。手前が伊予市、真ん中の辺りが松前町、奥の建物が密集している辺りが松山市です。

画像には映っていませんが、この場所から瀬戸内海も見えます。ではさっそく、愛媛の中予地方を中心とした地方暮らしのメリットとデメリットをご紹介したいと思います。

 

 

メリット

人が少ない

関東大都市圏の約3,700万人(世界最大)と比べると松山都市圏はたったの約70万人です。

近畿大都市圏は約1,900万人、中京大都市圏約900万人、なんと3つの大都市圏だけで6,500万人……日本の約半数の人が狭い土地にひしめき合っています。

都会は、電車の中、商業施設、商店街、美術館などどこに行っても人が多くて疲れますよね。東京の繁華街だと普通に歩いていても人にぶつかりそうになります。

 

私が住んでいるは、田園風景が広がっているようなのどかなところです。夕暮れに犬の散歩に出かけても、全く人に会わない日もあるくらいです。

町内にある「エミフル松前」という大型ショッピングモールや松山市中心部の大街道、銀天街商店街も平日はガラガラ。土日はそこそこ賑わっていますが、都会と比べると全然少ないですね。

 

数年前に、妻夫木聡さんが出演していた「東京家族」見るために映画館に行った時なんか私1人でした……(笑)スクリーンを独り占めできても、自分1人のために上映してくれたと思うとさすがに申し訳ない気持ちになりましたが。

人が少ないだけでも本当にストレスを感じにくいですよ。周りに人がいないと寂しく感じる方は逆にストレスがたまるかもしれませんけど。

 

 

生活費が安く仕事も意外とある

松山市は全国的にも家賃が安いことで有名な街です。

新築はさすがに高いですが、少し古めのアパートだと1kで2~3万円、3LDK4万円代の物件も普通にあったりします。それに街がコンパクトなので、郊外に住んでいても自転車さえあればすぐに市街地まで行けます。

 

正直、物価は都会と比べてそんなに変わりません。電化製品などは競合店が多い都会の方が安いかも……まぁネットで買えばどこに住もうが最安値の商品を届けてもらえますけどね。

生鮮食品は産直市に行けば安くて美味しものが手に入ります。スーパーに併設されている産直コーナーも結構あるので、一度に買い物を済ませたい方におすすめです。近所付き合いが良好なら、畑で育てた新鮮な野菜をいただけるなんてこともありますよ。

 

それと、実は仕事もそこそこあるんです。愛媛県の有効求人倍率(平成30年9月)は1.65と全国平均の1.63より少し高いので安心です。選ばなければ必ず就職はできるでしょう。今治、新居浜などの東予の工業地帯は1.80前後もあります。

 

愛媛県は、地方によって線を引いたように産業が異なります。

・東予=工業
・中予=商業
・南予=農林水産業

大まかに言いますと上記の通りで、バランスよく産業が配置されています。

当然ながら、自分で商売をしたい方は有効求人倍率は気にしなくてもいいですけどね。

 

 

自然が近い

興居島

街がコンパクトなだけあって自然はかなり近いです。

平野の真ん中からでも30分ほどで、山や海にたどり着けます。海は、伊予市にある双海や五色浜などの綺麗な海で海水浴も楽しめますし、魚釣りができる防波堤もたくさんあります。

特に双海は「インスタ映えする駅」として最近人気の下灘駅があり、駅と海の距離が近く美しい夕焼けを見ることができます。

 

また、松山はとても離島が多いです。松山沖の忽那諸島は大小さまざまな約30ほどの島々からなっており、あの有名なダッシュ島(由利島)も忽那諸島の一部ですね。

ダッシュ島はちょっと離れていて、行きにくい場所ですが興居島という一番近い島ならフェリーで約10分で行けます。小さいながらも風光明媚な島で見どころもいっぱいあります。

山は西日本最高峰の石鎚山や日本三大カルストの四国カルストが人気。県内からなら日帰りで楽しめます。

 

 

治安がいい

この辺りは犯罪も少なく、最近は暴走族や不良集団もほとんど見かけません。夜に女の子が1人で歩いていて襲われたという話も聞いたことがないです。

ただ、郊外の田園地帯などは民家、街灯が少ない地区もあるので、夜に出歩く場合注意が必要です。それと港町はやや気性が荒い人が多い印象ですね。

 

知り合いに鍵をかけないで外出する人もちらほらいるのですが、さすがに施錠はした方がいいです。泥棒はどこにでもいますからね。

愛媛の中予地方は、気候が穏やかで性格ものんびりした人が多いと言われている地域ですので、よほど怒らせない限り喧嘩にはならないでしょう。こればっかりは人によりますが……

 

 

災害が少ない

災害は比較的少ないです。地元の人たちはよく「石鎚山に守られているから」と言います。

四国に向かって来る台風はほとんど高知や徳島を通って行くので、石鎚山が壁の役割果たしてくれて、被害が少ないということだと思います。だからといって何の対策もしないのはダメです。

台風が伊予灘と豊後水道の間を通れば相当被害が出るでしょうし(過去に通ったこともあります)地震は日本中どこでも起こるものなので油断はできません。

 

ちなみに、年間を通して温暖な気候なので真冬でも平野部は全く雪が降りません。そのため道路や車などは何の対策もとっておらず、少しでも雪が積もれば街中大騒ぎですね。

私も雪が積もっている時にバイクで通学してしまい、タイヤが滑り対向車にぶつかりそうになった経験があります。

 

 

ご飯がおいしい

愛媛はみかんや伊予柑などの柑橘類で知られている県ですが、海岸に面している市町村が多いこともあって魚介類も豊富です。

農林水産省の2015年調査では、タチウオとクルマエビが日本一の漁獲量を誇り、真鯛、ブリ、ハマチ、スマの養殖も盛んで全国有数の水産県です。

宇和島で作っている、揚げたてのじゃこ天は特におすすめ。郷土料理の鯛めしやいもたきも外せません。

 

豊富にとれる魚介類を県内の飲食店では新鮮な状態で食べれるので最高です。もちろんスーパーにもたくさん地元の魚が並んでいて、リーズナブルな価格で買う事が出来ます。

あと、県外の人からはほとんど知られていませんが、中山栗という幻の栗があります。年々生産量が減少しており、県外にあまり出回らないことからそう呼ばれているようです。

肝心の味は、大玉で食味がいい栗と言われていて、東京にある人気洋菓子店のモンブランにも使われています。私も知り合いの方にいただくことがあるのですが、とても甘みがあって栗ご飯にしても、そのまま食べても美味しいです。

 

 

消耗しにくい

四国カルストからの山並み

私は、東京に行くと、近くに山が見えないので不安になることがあります。それは恐らく、常に人工的なものに囲まれて気が休まらないからだと思います。生まれた時から都会で生活している方には理解できないかもしれません。

長時間パソコンで作業している時でも、休憩で外に出て山をボーっと眺めていると、目の疲れも和らいで気分も落ち着きます。大都市は、周りはビルばかりでなかなか山を見ることはないのではないでしょうか。

 

山や田園風景が広がる田舎に行くとなんかリラックスしますよね。人間は元々、自然豊かなところでで生活をしていたため、そのような環境の方が合っているのです。長い人類の歴史で、鉄とコンクリートに覆われた環境で暮らし始めたのはごく最近です。体や脳が追い付かないのも無理はありません。

ご存知の通り都市は、交通、通信網、建物などのインフラを効率よく整備し、古いものを壊して次から次へと新しいものを作り続けている場所です。街を歩いていて、草木や虫に目を止める人は少ないですし、花の匂いを感じることもそんなにないでしょう。そういった何気ない田舎の情景が疲れた心を癒してくれると私は思います。

 

 

デメリット

悪い噂は一瞬で広がる

都会の人は、割とさっぱりしており、近所の人でもあまり関りを持たない人も多いですよね。単身のマンション暮らしだと、両隣にどんな人が住んでいるか分からない方もいるのではないでしょうか。それに、人の数も田舎に比べて圧倒的に多いので、いちいち他人のことなんて気にしていられないと思います。

ですが、田舎は違います。地域の行事などで日常的に交流があり、事あるごとに人のうわさ話をしております。だから同じ地区であれば身内以外でも、年齢はもちろん、出身校や職場も共有されていますし、既婚か未婚かまでだいたいの人に知れ渡っています。当然、人の不幸は蜜の味ですから悪い噂なんて一瞬で広がります。恐ろしいですよね。

 

田舎はそういう近所付き合いの煩わしさがあります。

あと地域行事も結構あります。お祭り関係をはじめ、用水路のドブ掃除だったり、あぜ道の補修であったり……

地域の人との共同作業やお祭りが好きな人にとっては、逆にメリットに感じるかもしれません。

 

 

公共交通機関が未発達

愛媛県全体的にJRの電車はかなり不便です。最寄り駅は、JR松山駅から2駅目なのですが、日中は1時間に1本しか走っていません。JR松山駅は市の中心部からかなり離れたところにあり、沿線人口も少ないので仕方がないですが……。その反面、伊予鉄道は街の中心に駅がありますし、路線も本数も多く便利ですね。

さらにJR四国は、2019年3月のダイヤ改正で、予讃線の松山―伊予北条と松山―伊予市の上下線で普通列車計6本を廃止するみたいです。県都の駅でこんなことしたら、ますます利用客が減るでしょうね。

<負のスパイラル>


これが国鉄民営化の末路。人口の少ない地方は、国が補助しないと縮小が止まりません。

しかも、愛媛県って四国で1番人口が多いのにほぼ単線なのです。現在行われている駅の高架化に伴い、松山市の一部区間(1.7km)が複線化しましたけど、まぁ無いも同然です。伊予市以南は電化すらされていません。だから愛媛県民は、四国外に出る時は電車はほとんど利用しない代わりに飛行機によく乗ります。ちなみに松山空港の乗降客数は、年間300万人以上で広島空港を超えて中四国では最多です。

 

利用者が多く空港から市内中心部まで車で約20分と、アクセスもいい松山空港ですけど、非常にもったいないことがあります。それは鉄道が繋がっていないことです。松山駅ー空港間で路面電車の延伸や伊予鉄道の郊外線に繋げる案など計画は以前からあるのですが、恐らく実現はしないでしょう。費用対効果が見込めないらしいです。

観光客も鉄道の方が分かりやすいですし、坊っちゃん列車なんかが空港前に停まっていたら旅情をかきたてられると思うんですけどね。海の玄関である松山観光港も、一歩手前で電車が終わりそこからフェリー乗り場まで進むには徒歩か連絡バスです。最も重要な公共交通の鉄道を活かしきれてないですね。

また、中予の山間部ではバスの廃線も相次いでおり、バスに頼っていた高齢者の方は街に出るのが困難になります。

 

 

衰退していく街

松山市街(2015年)

愛媛県の中予地方は、東予、南予と比べると衰退は緩やかですが、確実に活気がなくなっております。特に商店街はどこも壊滅状態ですね。松山市の大街道、銀天街ですら、人通りが激減していますし、シャッターも目立つようになりました。

店舗もパチンコ、カラオケ、全国チェーンの居酒屋など目新しいお店はなく、一等地の再開発も失敗に終わっています。行ってみたいお店や無料の駐車場もないんじゃそりゃ衰退しますよ。

品揃えが無限にあるネット通販、駐車代が無料で欲しいものがすぐに手に入る大型SC……ライバルが多すぎます。

そもそも時代が、「モノからコト」へシフトしておりますから、既存の状態を維持し続けているだけではかなり厳しいですね。都会はいち早く新しいモノを取り入れますが、田舎はホントに遅く、ブームが過ぎ去った頃にようやく重い腰を上げます。

 

あと、JR松山駅は見るも無残な有様です。とても人口50万人の代表駅とは思えない状況で、自動改札もなければ商業施設もありません。駅舎と駅前の建物もボロボロですし愛媛県民として、観光客の方にお見せするのは恥ずかしい限りです。あれはレトロでもなんでもなく、ただみすぼらしいだけですね。でも再開発の計画はあるので、今後どう変貌するか注目です。

再開発が遅い上に、完成してもことごとく失敗するのは、2つの老舗百貨店と地元スーパーの存在あるため、そこに配慮しているのでしょうね。もちろん百貨店も地元企業も大事にしていかないとダメですが、あまり気を使いすぎて中途半端なことをすると余計に寂れてしまいます。街が衰退すると、仕事も多く刺激的な大都市に若者が流れていき、地方で子供が生まれず高齢者の割合が高くなり、ますます活気がなくなっていくのです。

 

生まれ育ったところで働きながら子育てもし、都市部から人を呼び込めるような魅力ある街づくりを市民が一帯となって行うのが理想ですが、なかなか難しいです。私もいろいろ街づくりの構想はありますが、話が脱線するのでまた次回ご紹介したいと思います。

 

 

まとめ

地方暮らしのメリット

・人が少ない

・自然が近い

・ご飯が美味しい

などで、都会ではなかなか味わえない癒しを日常的に感じられることです。

 

地方暮らしのデメリット

・煩わしい近所付き合い

・公共交通が不便

・年々衰退していく街

都会とは全く逆の内容だと思います。地方によって異なりますが、こういった事が我慢できる方なら地方暮らしに向いているでしょう。

 

愛媛県はなんと、「ストレスオフ県ランキング」で今年2連覇を果たしました。ストレスオフ指数も50.1と圧倒的で、東京都の3.4%と比べるとその数字の高さがお分かりいただけると思います。

詳しいデータはオフラボでご覧になれます。

とても住みやすく、ストレスも感じにくいところなので、みなさんも移住をご検討されてみてはいかがでしょうか。いきなり移住するのは抵抗があると思いますので、一度観光にでも来られて、街や人の雰囲気などを体感してからの方がいいかもしれませんね。